こんにちは More Fun! のほめほめドッグトレーナー由香です
4月14日に発生した熊本地震から、もうすぐで1ヶ月になります。被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。
今週から徐々に学校も再開されたりと、良いニュースも聞くようになりましたが、未だ余震も続いているようですね。
今回私は、自分に出来る、一番良い支援の形を色々考えた結果、一般財団法人ペット災害対策推進協会の賛助会員になるという形で寄付させて頂きました。
「何かしたいけど、何をしたら良いのか分からない。。」と思っていた方、ペット災害対策推進協会の詳細については、ホリスティック獣医SARA先生のブログに分かりやすく書いてあります
被災動物と飼い主様が、一日も早く安心して暮らせる日々を取り戻せますように。
===========================================================
縁あってあなたの家族の一員になったわんちゃん、誰からも可愛がってもらえる子になって欲しいですよね
飼い主様の誰もがそう願うものと思いますが。。ご相談頂く問題でダントツ多いのは、吠える、咬むといった攻撃行動や不安行動です
そして、そういった問題が起きてしまった飼い主様には、ある共通点があります。
それは、仔犬期に必要なある大事な事を、わんちゃんにしてあげなかったんです。その大事な事と言うのが、そう抱っこお散歩
私達、こうして社会に順応して生きています。それは何故でしょう
…赤ちゃんの時から、お母さんが、抱っこやバギーでお散歩に連れ出してくれて、色んな生活音や、「あ、ブーブーだねー」「ワンワンだねー」と、これから生きていく世界を紹介してくれたはずなんです
小さいうちは脳の発達の関係で、警戒心や恐怖心が無く、好奇心ばっかりですので、新しい物事や知らない人に すぐ慣れることが出来ます。
そうして、社会性を学ぶチャンスを与えてもらったから、社会に順応して成長して来れた訳です
人と一緒に暮らしてもらうわんちゃんにも同じように、社会性を学ぶチャンスを与えてあげる必要があります。
その為に大事なのが抱っこお散歩 そしてわんちゃんの場合、この社会性を身に付けるのに最適な時期が、生後約4ヶ月までの社会化期という時期です。
この社会化期を過ぎると、警戒心・恐怖心が好奇心を上回ってしまうので、もう、未知の物は怖いんです 身を守る為に、何にでも吠えるようになったり、咬む行動にも出やすくなります。
私達人間も、何か身の危険を感じれば、正当防衛で相手を刺すこともあり得ますよね
そんな、常に恐怖心でいっぱい、ストレスいっぱいのわんちゃんにしない為に。。。
仔犬の飼い主様は今日からすぐに、そしてこれから仔犬を迎えようとお考えの方は、迎えたその日からでも、抱っこお散歩を始めてあげてください
ペットショップや、一部の獣医さんも、感染症予防のワクチンが終わるまで外に出さないようにと言うのですが、地面を歩かせなければ、感染症に掛かるリスクはありません
それについては、私が受講しているJAHAパピーケアスタッフ養成講座の講師で、兵庫県もみの木動物病院の獣医師である村田香織先生も、独自データで立証されています
また、”仔犬が来て一週間はケージから出してはいけない”とも、ペットショップでは言われるそうですね
これはどうやら、”新しい環境に仔犬が慣れるまで、そっとしておく”という事らしいです。
確かに、犬の様子をよく見て、犬を尊重し、人間側の気持ちを押し付けるような一方的な接し方をしない事は、犬がいくつになっても大事です。
でも、あなたの家に来たばかりの仔犬が、しっぽフリフリ、「あなたと遊びたいよー!」と言ってるのに、1週間経ってないからと狭いケージで監禁し続けるのは全く無意味です
ですので、仔犬の様子に特に問題が無ければ安心して、抱っこお散歩を始めてあげてください
お散歩デビュー前の抱っこお散歩で、社会性のあるわんちゃんに育ててあげれば、ほとんどの問題行動は予防出来ます
病気も、進行してしまってからでは、治療に掛かる時間もお金も大変になりますよね
抱っこお散歩で問題行動を予防出来れば、あなたもわんちゃんも無駄なストレス無く、問題改善の為のトレーニングにお金や労力が掛からずにすみます
因みに、抱っこお散歩をしなかったから”もう問題出ちゃった”という方、もう遅いということはありません
社会化期は約4ヶ月までですが、怖い物、苦手な物に慣らしてあげるトレーニングは、何歳になってもしてあげられます
その場合、「慣らす」と「強いる」は違いますので、わんちゃんに無理強いしないよう、ご注意くださいね
0件のコメント