犬の好ましい行動を褒めて、犬のその行動への自発的頻度を増やしていく陽性強化トレーニングにおいて、
どの行動を褒められたのか、犬に分かり易く伝えるために大事な事3つのうち、
例えば、トイレトレーニング。
人が”犬のトイレ”と決めた1箇所でだけ排泄してOKということを、犬に教えたいとします。
教え方は、「タイミング」の記事で書いたように、
”犬が自分でトイレに行って排泄してるまさにその時に褒める” のですが、
”毎回正しい場所で排泄出来るよう監視と管理を徹底して、成功したら褒める”
というのを一貫してやる必要があります。
犬の頭はシンプルですから、
一度排泄して褒められたことで、その場所で排泄すること = ご褒美がもらえる(良いことが起こる)
という関連付けが出来れば、次もまたその場所に排泄しに行くようになります。
でも飼い主さんが見てなかったりして、褒めたり褒めなかったりだと、
その場所での排泄とご褒美との結びつきが薄れてしまうので、
学習が出来ず、犬の習性のまま、色んな場所で排泄し続けてしまいます。
反対に、毎回一貫して褒められれば、「ここですればいいんだ」という自信が付き、
毎回一貫して褒める必要が無くなるのは、わんちゃんがその行動を100%確実に学習してからです
因みに、この大事な事3つ「タイミング、インパクト、一貫性」は
犬にされては困ることを叱る時(罰する時)にも「鉄則」なのですが、
叱ることで上手くしつけて、尚且つ犬との信頼関係も良好に保つのは難しいので、
私は飼主様にお薦めしませんし、使いません。
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